今月、卒業を予定していながら就職の内定を取り消された大学生の数が、全国で1113人に上ることが分かりました。1000人を超えるのは、1994年に国が調査を始めて以来、初めてのことです。 これは文部科学省が全国の大学や短期大学など1235校を調査した結果、明らかになったものです。 それによりますと、今月1日現在、内定を取り消された大学生の数は全国323校で1113人に上ることが分かりました。また、取り消しではないものの、採用条件の変更や内定辞退の示唆など企業から何らかの連絡を受けた大学生の数も994人に上っています。 内定を取り消された1113人のうち、およそ40%が金銭の保障などを受け入れ、示談に応じていますが、28%が現在も就職活動中で、このほか、13%の大学生が留年を予定しているということです。(26日19:19)