ほとんど価値のない土地を売りつけられた原野商法の被害者に、「測量すれば土地が売れる」などとうそをつき、測量の契約を結んで金をだまし取ったとして、東京の不動産会社の社長が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京・大田区の不動産会社「ワールドリゾート」の社長、北村一富容疑者(57)です。
調べによりますと、北村容疑者は去年3月、かつて原野商法の被害にあった都内に住む70代の男性に対し、売却困難な土地であるにもかかわらず、「測量すれば土地が売れる」などとうそを言い、測量の契約を結び現金およそ40万円をだまし取るなどした疑いが持たれています。調べに対し、北村容疑者は容疑を認めているということです。
北村容疑者は2005年からの2年間で全国の原野商法の被害者130人からおよそ8500万円をだまし取ったとみられていて、警察は余罪を追及するとともに、従業員の男2人についても詐欺容疑で逮捕状を取り、行方を追っています。(09日02:54)
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