アメリカのオバマ次期大統領が13日、ヒラリー・クリントン上院議員と秘密裏に会談していたことがわかり、新政権の国務長官就任を打診したのではないかと取り沙汰されています。 アメリカの複数のメディアが伝えたところによりますと、オバマ次期大統領は13日、地元シカゴにある政権移行チームの本部で、クリントン上院議員と秘密裏に会談を持ったということです。 民主党筋によると、クリントン議員は新政権の閣僚候補として名前が挙がっているということで、国務長官への就任が話し合われたのではないかと注目されています。 14日ニューヨークで講演したクリントン氏は、自らその話題に触れ、次のように述べました。 「次期政権の人事について私は何も憶測しませんし、語りません。オバマ次期大統領の人選作業を尊重します」(ヒラリー・クリントン上院議員) 結局クリントン氏は噂を肯定も否定もせず、「質問があればオバマ氏の政権移行チームにしてください」と述べるにとどまりました。 オバマ政権の国務長官には、他に、4年前の大統領選挙でブッシュ大統領と戦ったケリー上院議員や、今回予備選挙で撤退したリチャードソン・ニューメキシコ州知事などの名前が挙がっています。(15日08:55)