どのような弁明が行われたのでしょうか。民主党は、強制起訴された小沢元代表を「党員資格停止」とする処分について、小沢氏本人から弁明を聴取しました。
「小沢氏の弁明を聞く民主党倫理委員会は、いったん休憩に入り、午後２時から再開することになりました。小沢氏は書面を倫理委員会に提出し、改めて党の処分について異議を申し立てました」（記者）
小沢氏は午前１０時、うつむき加減に含み笑いを浮かべて党本部に入りました。提出した書面では、自らの問題は検察が二度にわたって不起訴にしたことで、検察審査会の議決についても国民の責任といえるだけの責任を有しているのかと疑問を呈します。
さらに党の処分については、党則では最長６か月とされている党員資格停止について、判決確定までとするのは前例がなく、理解に苦しみ不穏当として、逆に倫理委員会に書面で答えるよう求める挑戦的ともいえそうな態度をとっています。
しかし、小沢氏の処分を変更する可能性は低いと見られており、党では早ければ２２日夕方には処分を最終決定する見通しです。
小沢系議員からは処分の必要はないと反対論が根強く、予算関連法案に反対する構えをちらつかせるなど、先の会派離脱の動きに続く不安定要因となっています。執行部の対応次第で新たな火種を抱えることにもなりかねず、民主党内は緊張に包まれています。（22日11:41）
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