鹿児島県の桜島で9日夜から10日朝にかけて、5回の爆発的噴火が発生しました。大きな噴石が2合目付近まで飛び、気象台は警戒を呼びかけています。 爆発的噴火が相次いだのは桜島の昭和火口で、気象台によりますと9日夜から10日朝までの6時間に5回発生しました。このうち午前5時22分の噴火では大きな噴石が火口からおよそ2キロの2合目付近まで達したということです。 昭和火口が3年前に噴火活動を再開して以来、大きな噴石が集落に近い2合目付近まで飛んだのは初めてで、気象台は昭和火口の活動が次第に活発になっているとして警戒を呼びかけています。 桜島の噴火警戒レベルは5段階のうち、入山規制の「3」が継続中です。(10日11:40)