ソマリア沖で海賊の人質になっていたアメリカ人船長が、5日ぶりに救出されました。 救出されたのは、アメリカの貨物船「マースク・アラバマ号」のリチャード・フィリップス船長です。 フィリップス船長は8日、貨物船を襲った4人組の海賊によって救命ボートで連れ去られ、海賊側は身代金を要求していました。 アメリカ海軍は駆逐艦などを派遣し救出の機会をうかがっていましたが、海に飛び込み脱出を図った船長が再び海賊に捕まるなど、緊張が高まっていました。 こうした中、海軍は12日、救出作戦を決行。海賊3人を殺害、1人を拘束した上で船長を無事救出しました。 フィリップス船長は現在、海軍の艦船に保護されていますが、けがはなく、健康だということです。(13日10:29)