大手電機メーカーのソニーは今年3月期の連結営業損益が大幅な赤字に転落する見通しとなりました。営業赤字に転落すれば14年ぶりのことです。 ソニーは今年3月期の本業のもうけを示す連結営業損益について、去年10月時点で当初の予想から下方修正しつつも、2000億円の黒字を確保できると見込んでいました。 しかし、世界的な消費の低迷で薄型テレビやデジタルカメラなど、主力のエレクトロニクス部門の業績が落ち込んでいる他、円高が収益を圧迫していることから、一転して1000億円規模の営業赤字になる見通しとなりました。 ソニーが営業赤字に転落すれば1995年3月期以来、14年ぶりのことになります。 今後、円高が進めば業績をさらに下方修正する可能性もありそうです。(13日10:30)