スペイン・マドリ-ドの国際空港で、旅客機が離陸直後に緊急着陸し、炎上した事故で、153人が死亡したことが明らかになりました。
20日に起きた事故では、マドリ-ド発スペイン・カナリア諸島行きのスパンエア機が、離陸直後、何らかのトラブルのため緊急着陸しようとしたところ失敗し、炎上しました。
スペイン政府は、この事故で153人が死亡、19人がけがをしたと発表しました。スペインにある日本大使館によりますと、搭乗員名簿に日本人らしき名前はなかったということです。
「(現場では)尾翼の残がい以外は、そこに機体があるかさえ不明な状況だ」(救急隊員)
空港には、連絡を受けた家族らが続々と駆けつけました。
「近所の友人が『カナリアにいる母親に会いに行く』って・・・」(乗客の友人)
「彼は殺されたんだ、殺された」(乗客の親せき)
事故の原因はまだわかっていませんが、地元メディアは、離陸直後に左エンジンが爆発したという目撃証言を伝えています。(21日09:15)
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