エネルギーバブルに沸くロシアで、ロシア正教の伝統復活に向け鐘奏者の養成という地道な取り組みが、ひっそりと続いています
ロシア正教の鐘楼から響き渡る鐘の音。それは礼拝を呼びかけるだけでなく、教会と天国をつなぐものとされています。クレムリンにほど近い教会で今、鐘の奏者を養成する試みが細々と続いています。
ロシアには大小あわせて2万5000のロシア正教の教会があります。本来、礼拝には、なくてはならない鐘ですが、旧ソ連時代にその伝統は失われ、鐘を鳴らす奏者がいる教会は3割に過ぎないといわれています。
そのため、地域の教会から聖職者の推薦によって選ばれた熱心な信者たちが、毎週1回ここに通ってきます。ロシア正教では、大小10個前後の鐘を奏者の前に並べ、鐘に結びつけられた紐を両手と足を操ってならすのが特徴です。
「鐘の音色は手と足だけで作られるのではなく、まずはじめに心の働きによって生み出されるのです」(鐘奏者の先生、アンナ・グシェバさん)
真剣に取り組む信者たちの目の中に、鐘と向き合う喜びが見て取れます。生徒は年金生活の人から学生まで、職業・年齢は様々です。1年に養成できるのはわずか70人ほど。伝統復活に向けた道のりは、なお険しいと言わざるを得ません。普通の人々によって伝えられてゆく教会の鐘の音。そこにロシアの持つ奥の深さを感じることができます。(30日09:40)
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