アメリカ・ニューヨークで日本人医師が、7歳の少女の胃や腸など6つの臓器を一時的に体外に取り出し、腫瘍を取り除くという大手術に成功しました。 手術に成功したのは、コロンビア大学メディカルセンターの加藤友朗医師(45)です。 ニューヨークに住む7歳のヘザーちゃんの腹部には、テニスボールほどの悪性腫瘍がありましたが、血管や臓器に絡みついていることから、通常の手術では対応できませんでした。 そこで、加藤医師は、ヘザーちゃんの胃や肝臓、大腸や小腸など6つの臓器を一時的に体外に摘出し、その間に腫瘍を取り除くという手術を行ったのです。 「良かった。責任も非常に大きく、またプレッシャーでした。もし手術しなければ、彼女は長くなかったから」(加藤医師) ガンの転移が認められた胃など3つの臓器以外はもとに戻され、術後は良好だということです。 23時間という長時間にわたった今回の大手術。子供の手術成功は初めてということで、全米のメディアも大きく取り上げています。(11日11:25)