石油生産国で組織するOPEC=石油輸出国機構は15日、ウィーンで定例総会を開き、現行の原油生産量、1日あたり2580バレルの生産量を当面維持することで合意しました。
OPECでは、去年11月と先月の2度にわたり、合わせて170万バレルの減産に踏み切りましたが、今後、需要が落ち込む春先のシーズンを迎えることなどから、「市場は安定しており、変更の必要はない」と判断。当面、市場の動向を見守ることにしたものです。
原油相場はアメリカの先物取引市場で今年1月に1バレル50ドル台を割り込む水準まで下落しましたが、その後はアメリカでの寒波襲来などの影響で、60ドル前後を推移しています。(16日01:52)