麻生総理は、来月2日に開かれる金融サミットの議長国であるイギリスのブラウン首相と29日夜に電話で会談し、北朝鮮が「人工衛星」として弾道ミサイルの発射を強行すれば、国連の安保理決議違反だという認識で一致しました。 この中で両首脳は、「北朝鮮は地域の平和と安定を損なう行動を自制すべきである」とした上で、北朝鮮が「人工衛星」と主張する弾道ミサイルの発射を仮に強行すれば、「国連の安保理決議違反であり、安保理においてしっかりと取り上げる必要がある」という認識で一致しました。 また麻生総理は、金融サミットでは、「世界経済の回復に向けて前向きなメッセージを出すべきである。引き続き緊密に協力していきたい」と強調、ブラウン首相は、「日本が途上国支援の為に最大1千億ドルの融資を表明していることに感謝する」と述べたということです。 両首脳は、ロンドンで改めて意見交換を行うことにしています。(30日01:08)