東京の小学校に勤務する男性教諭が、交通事故で死亡した子供たちの写真を自らのホームページに無断で転用したうえ、揶揄(やゆ)するようなコメントを載せていた問題で、警視庁は、この教諭のパソコンを押収するなど強制捜査に乗り出しました。
児童ポルノ禁止法違反の疑いで家宅捜索を受けたのは、東京・羽村市の小学校に勤務する33歳の男性教諭の自宅や勤務先の学校など数ヶ所で、警視庁は、教諭が持ち歩いていたパソコンなどを押収しました。
調べによりますと、この男性教諭はネット上で、男性に子供のわいせつな写真を提供した疑いが持たれています。
この教諭は、「クラブきっず」と題する自らのホームページで、交通事故で死亡した子供たちの生前の写真を無断で転載。そのうえ、亡くなった子供や遺族を揶揄するようなコメントを載せていて、子供の遺族らが今月4日、この教諭を告発していました。
警視庁は、今後、押収したパソコンのデータなどを分析し、写真の入手ルートを解明するとともに、刑事責任が問えるかどうか慎重に調べることにしています。(28日22:19)