東京・あきる野市の資産家の姉と弟が行方不明になり、２人の口座から現金を引き出したとして市の元職員の男ら２人が逮捕された事件で、２人が、奪った預金通帳と印鑑などを使って預金全額を引き出そうとして失敗していたことがわかりました。
この事件は、あきる野市に住む調布市職員・大福康代さん（５４）と弟の広和さん（５１）が今月１０日から行方不明になっているものです。
警視庁は、大福さんらの口座から現金を引き出した窃盗の疑いで、元あきる野市職員・沖倉和雄容疑者（６０）と福生市の土木業・伊丸岡頼明容疑者（６４）を逮捕しました。
その後の調べで、沖倉容疑者らが、大福さんらが行方不明になった直後、康代さんの預金通帳と印鑑、そして身分証などを使って、都内の銀行の窓口で預金全額を引き出そうとしていたことが新たにわかりました。
しかし窓口の担当者から不審に思われたため、引き出すのを断念し、キャッシュカードを使って数十万円ずつ現金を引き出す方法に切り替えたとみられています。（24日00:49）
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