インド西部の都市ムンバイで起きた同時多発テロ事件で、殺害された津田尚志さんの死因が肝臓などを撃たれたことによる失血死であることがわかりました。 津田尚志さん(38)の遺体の司法解剖は30日、東京大学で行われ、その結果、死因は肝臓と膝の動脈を銃で撃たれたことによる失血死であることが分かりました。 撃たれた銃弾は2発と見られ、1発は右脇腹から左脇腹を抜け、左肘を貫通していたほか、もう1発は右膝を貫通していました。また、銃は至近距離からではなく、ある程度離れた場所から撃たれたものと見られています。 膝には銃弾と見られる金属片が数個見つかっていて、警視庁公安部は銃の特定を進めるとともに、今後、捜査員を派遣するなどして本格的に捜査する方針です。(30日21:14)