青森県大間町の沖合いで、青森朝日放送の取材班ら4人が乗ったヘリコプターが遭難した事故で、海底に沈んでいたヘリが引き揚げられました。
青森県大間崎では10日朝から濃い霧に包まれ、現在も墜落現場近くの弁天島を見ることができません。ヘリは激しく壊れた状態で、午前6時半頃引き揚げられました。
遭難事故から5日目、引き揚げ作業は大型クレーン船とダイバーによって、10日午前6時から始まりました。作業開始からおよそ30分、初めに激しく破損した機体の胴体部分が引き揚げられました。
続いて、ドアと見られる部分、最後に根元付近から折れた尾翼の部分が引き揚げられました。
引き揚げられた機体は運搬船に乗せられ、青森港に向かっています。青森港には午後4時頃、到着する予定です。そのあと、秋田空港の格納庫まで陸送することになっています。
9日の捜索では、小川航空の副操縦士・菊池浩光さん(43)が、沈んだヘリの機体から遺体で見つかりました。
ヘリには、青森朝日放送の取材スタッフら4人が乗っていました。海上保安庁では10日も現場海域にダイバーを潜らせ、残る3人の捜索に全力をあげています。(10日09:45)
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