東京・足立区で、NHKの地域スタッフの男らが元妻の遺体の頭や手足を切断したとして、警視庁に逮捕されました。
「元妻をバラバラにした」。14日未明、警視庁竹の塚警察署に1組の男女が出頭しました。
足立区入谷に住むNHKの地域スタッフ、志賀耕二容疑者(47)と志賀容疑者と同居する人見朋子容疑者(34)です。
警視庁が自宅を調べたところ、2階の居間で切断された遺体が見つかりました。
遺体は志賀容疑者の元妻の志賀美穂さん(40)。頭や手足は刃物で切断され、ビニール袋数袋に分けて入れられていたと言います。
「けさ5時ごろに、女の人が出ていった。『殴ったら死んじゃった』と言っていた」(近所の人)
調べに対して、「5月下旬に美穂さんを殴ったら死んでしまった。遺体は6月初旬に切断した」「遺体の処理に困っていた」と供述しています。
3階に志賀容疑者と人見容疑者が、1階には美穂さんが中学生の子供2人と生活。元妻と子供2人、そして内縁の妻が、1つ屋根の下に暮らしていたという志賀容疑者の自宅。男女の喧嘩する声がよく聞こえたと言います。
「夫婦喧嘩か分からないけど、『助けて』という声が聞こえて、女の人の叫ぶような感じの声でしたね」(近所の人)
「夫婦喧嘩していて、外でしていたんじゃないかな。近所の人がパトカー呼んだ」(近所の人)
志賀容疑者は、NHKに委託されて働く地域スタッフ。15年前から受信料金の集金や契約などを行っていました。先月中旬には、別の交際女性から「志賀容疑者に暴力を振るわれた」と被害届が出ていて、警視庁は傷害事件として捜査していました。
暴力の末の殺害なのか、警視庁は、美穂さんが死亡した経緯について詳しく調べています。(14日16:39)