気象庁は、4月1日から天気予報で使う用語を10年ぶりに大幅に見直しました。気温が35度を超えた日は「猛暑日(もうしょび)」と呼ぶことになります。
気象庁は、天気予報に使うおよそ1200の用語について、一般からの意見も募集して、10年ぶりとなる見直し作業をしていました。
新たに使われる用語は、気温が35度以上の日を「猛暑日」とすることや、「熱中症」、竜巻などの強度を示す「藤田スケール」などです。
「猛暑日」については、これまで、25度以上の日を「夏日」、30度以上を「真夏日」としていましたが、地球温暖化や都市部でのヒートアイランド現象などで35度以上の日が増えたため、新たに設けたということです。
一方、「宵(よい)のうち」という用語などが今回の見直しで姿を消しました。「宵のうち」については、夕暮時を指しますが、「夜のもっと遅い時間だ」などと誤解も多いということで、「夜の始めころ」という表現に改められました。(01日14:49)