大分県の教員採用を巡る汚職事件で贈賄容疑で逮捕された元校長の弁護士が会見し、「採用に際し、口利きが常態化していた」などと話していることが分かりました。
贈賄の疑いで逮捕された大分県教育委員会の参事で元校長の矢野哲郎容疑者(52)は、長女の教員採用試験で便宜を図ってもらった見返りに教育委員会のナンバー2、二宮政人容疑者(61)と参事の江藤勝由容疑者(52)にそれぞれ100万円分の商品券を贈った疑いが持たれています。
矢野容疑者の弁護士が会見し、犯行の動機などを明らかにしました。
「口利きで入っているという人が複数いるという認識があって、そういうことをしないことにはなかなか受からない(と認識)」(矢野哲郎容疑者の弁護士)
また、矢野容疑者は10日、県教委に辞職願を提出しました。ただ、県教委では矢野容疑者が懲戒処分の可能性があるため、受理しませんでした。(11日00:51)
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