金融サミット出席のためワシントンを訪れている麻生総理大臣は、記者団に対し、衆議院の総選挙の時期について来年4月以降に実施するのが望ましいという考えを示唆しました。 麻生総理は現地時間の14日、1994年の細川内閣の予算成立が6月だったことについて、「景気を決定的に悪くしたのはあれだった」と指摘、「景気対策を考えたら、予算はきちんと年度内にスタートさせるというのは、大事なことの一つだ」として、衆議院の総選挙は来年度予算が成立した後の4月以降に実施するのが望ましいという考えを示唆しました。 ただ、政界は「何が起こるかわからない世界」とも話していて、来年1月の通常国会冒頭での解散の可能性にも含みを残しました。 一方、2回目の金融サミットについては、「開催される場合は、アジア、日本がふさわしい」と日本での開催に意欲を示しました。(15日05:33)