栃木県宇都宮市で、「砂風呂遊び」と称して砂場で遊んでいた中学生が意識不明の重体となった事故で、警察は、口から気管に砂が入り、呼吸困難になった可能性が高いとみて調べています。
この事故は8日、宇都宮市内の小学校の砂場で、同級生5人と遊んでいた中学2年の男子生徒(13)が突然倒れ、意識不明の重体となっているものです。
警察は9日、同級生らを立ち会わせ、実況見分を行いました。同級生らは、砂の中に首まで埋まった状態で誰が早く抜け出せるかを競う「砂風呂遊び」をしていたと話していて、最後に砂の中に残ったのが重体の男子生徒だということです。
駆けつけた救急隊員は、男子生徒の口から砂をかき出して救助にあたっていて、警察は、砂が気管に入り、呼吸困難になった可能性が高いと見て、事故の原因を詳しく調べています。
また、男子生徒が通う中学校は9日、保護者会を開き、スクールカウンセラーを呼ぶなどして、生徒らの心のケアを行うなどと説明しました。(09日23:25)