アメリカのロサンゼルスのローマ・カトリック大司教区は信者の子どもたちに対する性的虐待を認め、805億円を支払うことで被害者らと和解しました。
ロサンゼルスのローマ・カトリック大司教区は14日、多数の司祭らが数十年にわたり信者の子どもたちに性的虐待をしていた事実を認め、教会が絡む性的虐待としては過去最高額となる、総額およそ805億円の支払いで被害者らと和解しました。
週明けから裁判が始まる予定でしたが、教会側は巨額の賠償金の支払いが命じられるおそれがあったため、和解を急いでいたということです。
ロス大司教区の性的虐待問題では、数十年前から200人以上の司祭が性的虐待に関与したとみられていて、虐待が恒常化していた可能性が高いと指摘されています。(15日20:22)