栃木県さくら市の会社社長らが会社の建物を放火し保険金をだまし取った事件で、再逮捕された社長は当時、親戚に1千万を超える借金があったことが分かりました。
詐欺の疑いで再逮捕された、さくら市の会社社長・小林広容疑者(58)や、ホテル従業員の伴義雄容疑者(47)、会社員の増子千尋容疑者(27)ら5人は、9日朝、宇都宮地検に身柄を送られました。
5人は、4年前の1月、小林容疑者が経営する会社の建物に放火して全焼させ、保険金およそ600万円をだまし取った疑いが持たれています。
小林容疑者は容疑を否認していますが、関係者によりますと、小林容疑者は、火事があった当時、会社名義と個人名義で親戚に1千万円を超える借金があったことが分かりました。当時、会社の経営状況は厳しく、取引先への支払いにも困っていたということです。
小林容疑者を巡っては、妻が多額の保険金をかけられて死亡するなどしていて、警察は、さらに小林容疑者らを調べることにしています。(09日11:09)