先月、11月の完全失業率は、10月と比べて0.2ポイント悪化し、3.9%でした。 総務省のまとめた労働力調査によりますと、先月の完全失業者の数は256万人で、前の年の同じ月と比べて10万人増え、2か月ぶりの増加となりました。 完全失業率は3.9%で、10月より0.2ポイント悪化、男女別でみても男性が0.2ポイント、女性が0.3ポイント、それぞれ悪化しています。 また、仕事を求める人1人当たりに何人の求人があるかを示す有効求人倍率ですが、11月は0.76倍で、10月を0.04ポイント下回り悪化しました。 有効求人倍率は今年に入り1月の0.98倍をピークに下がり続けていますが、0.76倍は2004年2月以来、4年9か月ぶりの低い水準です。 景気の先行指標となる新規の求人は、前の年の同じ月に比べて23.7%の減少で、製造業、サービス業、情報通信業などで大幅な減少となっています。(26日09:31)