天皇・皇后両陛下は、来日中のスペイン国王夫妻と新しい「お召し列車」で茨城県内を視察し、12日夜にはお住まいの御所で夕食をともにされました。
両陛下と、来日中のスペインのカルロス国王夫妻は午前10時過ぎ、JR上野駅から皇室用の特別列車「お召し列車」に乗り込み、茨城県のJR土浦駅に向かわれました。
このお召し列車は去年、JR東日本が47年ぶりに製造したもので、今回が初運行となりました。
一行はこの後、つくば市のJAXA=宇宙航空研究開発機構で宇宙飛行士・向井千秋さんらの案内の下、宇宙ステーションの実験棟「きぼう」の開発モデルを視察。続いて、筑波大学で福祉介護用に開発されたロボットスーツをご覧になり、天皇陛下は「これからも良い研究が進みますように」などと研究者を励まされました。
両陛下と国王夫妻は夕方、「つくばエクスプレス」で帰京し、御所で夕食をともにされましたが、夕食後の懇談の席には皇太子妃雅子さまも合流され、和やかなひとときを過ごされました。(12日23:23)