10日未明、伊豆大島沖で貨物船2隻が衝突し、韓国船籍の船に乗っていた乗組員16人が行方不明になっています。 10日午前2時20分ごろ、伊豆大島から東に13キロの沖合で、日本の会社が運航するパナマ船籍の貨物船「シグナスエース」と韓国船籍の貨物船「オーキッドピア」が衝突しました。 この事故で韓国側の「オーキッドピア」と連絡が取れなくなり、乗組員の韓国人7人とインドネシア人9人の合わせて16人が行方不明となっています。 現場海域では、「オーキッドピア」から流れ出たと見られる油や無人の救命ボートが見つかっていますが、船体は見つかっていません。第三管区海上保安本部は船が沈没したものとみて、巡視艇や航空機で捜索を行っています。 「オーキッドピア」は茨城県の鹿島港から韓国に向かう途中でした。事故当時、現場付近の天候は雨で風は強く、視界は悪かったということです。(10日11:13)