アメリカ通商代表部のシュワブ代表は、２３日、貿易などでの知的所有権の侵害が深刻だとして、国際的な反偽造貿易協定の締結を目指す方針を表明しました。
「アメリカは、我々の貿易パートナーと手を携えて、新たな国際的な『反偽造貿易協定』の交渉を追求することにしました」（米・シュワブ通商代表）
シュワブ通商代表は、アメリカ議会内でＥＵ、カナダ、メキシコ、日本、韓国などの政府関係者、それに、衣服、靴、ソフトウエアなどの業界関係者らと共に記者会見し、アメリカが「反偽造貿易協定」の締結を目指すと表明しました。
シュワブ代表は、「何百万人ものアメリカ人が知的所有権を強く守ることに依存して生活している」とも述べて、アメリカ経済と貿易にとって知的所有権の保護が欠かせないと強調しました。
具体的には、偽造品や海賊版を取り締まるための法制強化や国際協力の推進をあげており、今後、各国に呼びかけながら協定交渉の具体化に着手したい考えです。（24日05:58）
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