520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から12日で22年を迎えました。事故現場となった群馬県の御巣鷹の尾根などでは追悼行事が行われました。
遺族らは朝早くから御巣鷹の尾根を登り、それぞれの肉親の墓標に花を手向け、めい福を祈りました。
今回の登山には、JR福知山線脱線事故など、ほかの事故の遺族らも参加し、「同じ被害者の立場から安全な社会の実現に連携していきたい」と、思いを新たにしました。
また、慰霊登山を行った日本航空の西松遥社長に遺族の一人が声をかけ、「来る前に、日航の社員の手により墓標がきれいにされていたことに感謝を覚える。これからも安全のために力を尽くしてほしい」と語りました。
また、西松社長は追悼慰霊式の後のローソク供養に日航の社長として初めて参加。参列したおよそ150人の遺族とともに犠牲者520人のめい福を祈りました。(12日21:57)