就任式に200万人以上の人出が見込まれるワシントンは、テロなどを警戒して道路の封鎖も始まり、厳戒態勢に入っています。 大統領就任式を翌日に控えたワシントンでは、道路の封鎖が始まりました。こちらではクレーン車が巨大なコンクリートの塊を持ち上げています。 就任式当日の20日は、オバマ氏が宣誓を行う連邦議事堂から、ホワイトハウスに至る9キロ四方のエリアと、川にかかる6本の橋で一般車両の立ち入りが禁止されます。その周辺では、軍や警察など2万人以上が警備にあたり、5000個以上の監視カメラが目を光らせます。 パレードで初めてお披露目となるGM社製の大統領専用車には、防弾ガラスとともに10センチ以上の厚みがあるとされるドアが取り付けられるなど、各所でテロや暗殺を警戒した厳戒態勢が敷かれます。 このため、オバマ次期大統領の就任演説を間近で聴ける人は、無料の観覧チケットを持つ人に限られます。この日は国会議員に配られていた24万枚のチケットが、選ばれた一般市民に配られました。 「電話をもらった時はウソでしょ?って思いました。とても興奮しています」(小論文の選考でチケットを得た人) 史上最多の200万人が訪れるというまさに歴史的な一大イベントを前に、ワシントンは興奮と緊張に包まれています。(20日10:04)