NASA=アメリカ航空宇宙局のスペースシャトル「アトランティス」は14日、7年ぶりとなるハッブル宇宙望遠鏡の修理を始めました。 ハッブル宇宙望遠鏡は宇宙の天文台とも言われ、1990年に打ち上げられて以降、地球上の望遠鏡では捉えることの出来ない銀河や星雲の貴重な天体写真を撮影してきました。 7年ぶりとなる14日の修理は、まず、2人の宇宙飛行士がシャトルの外に出て、望遠鏡のカメラをより高性能の新しいものに交換しました。 その後、観測データを地上に送信するためのコンピューターを交換し、最後に望遠鏡の扉の開閉をスムーズにするための機器を取り付け、1日目の作業を終えました。 修理は5日間連続で行われ、NASAによりますと、修理が無事に終わればハッブル宇宙望遠鏡の観測能力は、現在より10倍から70倍向上し寿命も5年延びるということです。(15日07:39)