静岡県の病院が看護師の数を水増しして、診療報酬を不正に受給していた詐欺事件で、警察は院長が事件に関与していたとして、院長の逮捕状を取り行方を捜しています。 この事件は静岡県東伊豆町の静和病院が退職した人の名前を使うなどして看護師の数を水増しし、診療報酬をだまし取ったとされるもので、事務長の水谷信子被告ら病院の幹部3人が既に起訴されています。 静岡県警のその後の調べで、69歳の院長が看護師の水増しを指示して職員にうその届け出をさせ、2006年4月におよそ1200万円の診療報酬を不正に受け取った疑いが強まりました。 このため県警は詐欺の疑いで逮捕状を取り、行方をくらましている院長を捜しています。 静和病院がだまし取ったと見られる診療報酬は、数億円に上るとみられています。(13日11:44)