横綱・朝青龍らが「週刊現代」の八百長報道をめぐり講談社を訴えている裁判で、東京地裁は、講談社側が行った元若ノ鵬の証人申請を却下しました。
この裁判は、「週刊現代」の大相撲八百長報道をめぐり、横綱・朝青龍ら現役力士32人と日本相撲協会が名誉を毀損されたとして出版元の講談社を相手取り、およそ6億6000万円の損害賠償などを求めているものです。
この裁判では、今月3日に朝青龍自らが原告として出廷して、「八百長はない」などと証言していますが、大麻を所持していたとして起訴猶予処分を受けた元若ノ鵬が、講談社側の証人として出廷する意向を表明、講談社側が20日に陳述書を提出していました。
東京地裁は、この陳述書をもとに証人申請を認めるかどうか検討しましたが、講談社側の弁護士によると21日付けで証人申請を却下したという事です。
これで、11月11日に予定されている次回期日には、元若ノ鵬が証人として出廷する事はなくなりました。(21日23:58)