ニューヨークの原油相場は、イスラエルによるガザ攻撃の影響などから中東での供給不安が高まり、およそ1か月ぶりに、一時、50ドル台を回復しました。その後は売りが優勢となり、結局、4営業日ぶりに反落してこの日の取引を終えています。 6日のニューヨーク原油先物相場は、通常取引前の時間外取引で、一時、1バレル=50ドル47セントまで値上がりし、およそ1か月ぶりに50ドル台を回復上昇しました。 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が続く中、産油国のイランが他のイスラム諸国に、イスラエルを支援する欧米諸国への原油供給の削減を呼びかけたことで、中東での供給不安が高まりました。また、ロシアがウクライナへの天然ガスの供給を停止したことも原油相場を押し上げました。 ただ、その後は外国為替市場でのドル高や、不況に伴う需要低下への懸念が再び強まって売られ、結局、前日より23セント安の48ドル58セントでこの日の取引を終えました。(07日09:16)