首都圏を直撃した台風9号の影響で、東京湾には大量の流木やゴミが流れ込み、回収作業が行われています。
大量の流木やゴミが流れついたのは、千葉県船橋市の千葉港葛南港区です。10日の時点で、およそ100メートルのゴミの帯が、700メートルにわたって港にたまった状態となっています。
ゴミで水門を開けることができないため、係留されている漁船などが港の外に出られないということです。
「釣りに出ようと思って。船止まってるんで、出れなくてあきらめました」(釣りに来た人)
千葉県が回収作業を行なっていますが、完全にきれいになるまでには、1週間余りかかる見通しです。
また、ラムサール条約に登録されている千葉県習志野市の谷津干潟付近にも、大量の流木などが漂着しています。水質汚染で鳥が餌場を失う危険性があるとして、市は環境省に撤去を要請しています。(11日11:08)