1枚持てば、首都圏のほとんどの交通機関を利用できます。首都圏の27の鉄道会社と32のバス会社が提携したICカード乗車券「パスモ」が、18日からスタートしました。
ICカード乗車券「パスモ」は、JR東日本の「Suica」の技術を使っているため相互利用が可能で、どちらか1枚のカードで、首都圏を中心に9都県で地下鉄や私鉄、バスを自由に乗り降り出来ます。1枚で12億通りを超える運賃精算が出来る、世界最大のIC乗車券ネットワークです。
「今まで定期券3枚使って学校や仕事に行っているので、それが1枚になって相当楽です」(利用客)
複数の路線を乗り継ぐ場合、最も安くなる経路を判定しますが、JRから改札を通らずに私鉄を経由し再びJRを利用すると、JRだけを使ったように計算され、実際の運賃より高く差し引かれるケースもあるということです。
「モバイルSuicaでも京王線に乗れたので、良かったです」(利用客)
また、「Suica」同様、「パスモ」は駅構内の店舗などでの買い物にも使えます。サービス初日のこの日は、定期券発売機で期限切れのデータが誤ってICカードに移行され、点検のため、およそ450台の定期券発売機を一時停止させましたが、目立った混乱はありませんでした。(18日19:17)