アメリカのスペースシャトル「アトランティス」がドッキングしている、国際宇宙ステーションのコンピューターが故障していた問題で、NASA=アメリカ航空宇宙局は16日、コンピューターが全て復旧したと発表しました。
国際宇宙ステーションでは13日から、酸素や水を供給するシステムを動かすコンピューター3系統が停止し、ロシアの宇宙飛行士2人が作業にあたっていましたが、16日、全て正常に稼働していることが確認されました。
また、アトランティスの機体の耐熱材に見つかった亀裂も修復され、16日の点検に合格しました。
これを受け、アトランティスは19日に宇宙ステーションから切り離され、現地21日(日本時間22日)にアメリカ・フロリダ州に帰還する見通しとなりました。
ところで、16日未明には、国際宇宙ステーションに去年12月から滞在しているインド系アメリカ人宇宙飛行士、サニタ・ウィリアムズさん(41)が、女性飛行士の連続宇宙滞在記録を更新しました。
これまでの記録は188日と4時間でしたが、ウィリアムズさんが予定通り、21日にアトランティスに乗って帰還した場合、宇宙で合計194日間過ごしたことになります。(17日17:13)