20日朝、宮城県・大郷町の小学校の正門付近で、6年生の女子児童が男に包丁で刺され、重傷を負いました。女子児童を刺したのは近くに住む56歳の無職の男で、容疑を認めているということです。
現場は、車通りの多い道路に面している小学校です。周りからの見通しはよい場所となっています。事件があったのは大郷町の大松沢小学校で、20日朝7時35分ごろ、登校してきた6年生の女子児童が正門付近で、突然男に包丁で刺されました。女子児童は腹部に大けがをし、仙台市内の病院に運ばれました。
「まさかうちの学校ではと思ってましたから、本当にショックです」
「本当に残念ですね」(保護者)
男は事件の後、逃走していましたが、およそ30分後、現場近くの自宅で警察に身柄を取り押さえられ、殺人未遂の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、学校の近くに住む56歳の無職の男で、これまでの調べに対し、「目の前に子どもが来たから刺した」と供述し、容疑を認めているということですが、意味のわからないことをしゃべっているということです。また、男は女子児童を刺した後、自宅に向かう途中、民家の畑に向かって包丁を投げつけたということです。
小学校は20日が1学期の終業式で、児童は午前10時半に集団下校しました。(20日11:31)