OPEC=石油輸出国機構は、17日、臨時総会を開き、1日の産油量を220万バレル引き下げる過去最大級の減産に踏み切ることを決めました。 アルジェリアで開かれた臨時総会で、OPECは1日の産油量を220万バレル減らすことで合意しました。これは過去最大級の減産で、来年1月から実施される見通しです。 ニューヨークの原油先物相場は7月に、1バレル=147ドル台の過去最高値を更新したあと、世界的な景気の減速にあわせて、今月、1バレル=40ドル台にまで下落していて、これに歯止めをかけたいOPECがどこまで減産するかが焦点になっていました。 また、OPECに加盟しないロシアやアゼルバイジャンもOPECと協調減産する考えを示していて、産油国が一体となって原油価格の回復に強い姿勢をみせています。(18日06:54)