5日から仕事始め。東京証券取引所でも恒例の大発会が開かれました。今年最初の取引で日経平均株価はおよそ2か月ぶりに9000円台を回復しています。 去年の大発会は600円以上急落し、株価暴落の予兆を感じさせた東京株式市場ですが、5日の取引では株価が上昇し、市場は安堵感に包まれています。 東証で行われた大発会では着物姿の女性らによって新年の到来を告げる鐘の音が鳴らされ、今年最初の取引がスタートしました。 アメリカのオバマ新政権による経済対策への期待感から年明けのニューヨーク市場が上昇したことを受けて、東京市場でも幅広い銘柄が買われ、日経平均株価の上げ幅は一時250円を超える場面もありました。 結局、5日の終値は去年の年末に比べ183円56銭高い9043円12銭となりました。9000円台を回復したのは、およそ2か月ぶりとなります。 丑年の相場は十二支の中では過去に大きく下落していて、波乱が起きやすいと言われています。 「100年に一度の金融危機」と言われる中、世界的な不況の出口はまったく見えず、今年は日本経済の底力が試される1年となりそうです。(05日11:23)