国会は19日から正常化です。参議院では、予算委員会で2008年度の第2次補正予算案の審議が始まりました。 麻生総理は、切れ目ない経済対策のために2次補正の早期成立を訴えるとともに、自民党内で議論となっている消費税の増税の必要性を強調しました。 「しかるべき財政収入がないと、安心した財政出動もできない。無責任なことはできないというのが基本的な考え方の根本だ」(麻生首相) 麻生総理は、消費税の税率アップの前提として、景気の立て直しと行政や財政の無駄をなくすことを挙げ、2011年度の実施に改めて理解を求めました。 一方野党側は、2次補正予算案を巡り、参議院でも定額給付金を切り離した修正案を提出しましたが、与党側は修正には応じない方針です。 政府与党としては、今週中に補正予算を成立させ、19日に閣議決定した来年度予算案の早期審議入りを目論んでいますが、徹底審議を求める野党側と折り合いはついていません。 ところで、消費税引き上げを巡る自民党内の議論は、依然として決着のメドがついていません。 Q.どのタイミングで判断されるのか? 「それはもう決まった時ですよね。(麻生首相に)国民のための英断というかね、それを求めたいと思います」(自民党、中川秀直 元幹事長) 自民党の中川元幹事長は、2011年度からの消費税引き上げの方針を税制改正法案の付則に明記することに反対しています。19日朝、改めて麻生総理に考え直すよう促すとともに、自らの対応について「党内の結論が出た段階で判断する」と述べ、法案に賛成できない場合もありうるとの考えを示しました。(19日11:34)