民主党など野党3党は、年金記録が回復し過去にさかのぼって年金が支払われる際に、物価上昇分の金額を上乗せして支給する法案を国会に提出しました。 現行法では、年金加入者が保険料を滞納した場合、国は延滞金を徴収しますが、社会保険庁の年金記録漏れのミスなどで年金の支払いが遅れても利息は一切支払われません。 民主、社民、国民新の野党3党は「支払いが遅れた上、物価上昇で目減りした金額しか払われないのはおかしい」として、年金記録が回復し過去にさかのぼって年金が支払われる際に、物価上昇分を上乗せして支払う「年金遅延加算金法案」を国会に提出しました。 民主党の試算では、年間5万8千円の支給が15年遅れるという平均的なケースで、「加算金」はおよそ2万円になるということです。(27日14:34)