経営不振に陥っているアメリカの自動車大手、GM=ゼネラル・モーターズは30日、車種によって自動車ローンの金利をゼロにするなど、低金利による販売促進を始めました。 これは、アメリカ財務省が29日、GMの金融関連会社で、自動車ローンなどを扱うGMACに、およそ4500億円の資本注入を決めたことを受けて30日から始まったものです。 GMによりますと、来月5日までに2008年型のGM車を購入すれば、車種によっては自動車ローンの金利が最大5年間ゼロになるなど、低金利のローンが適用されるということです。 GMでは、さらに最大40万円近い値引きを行う上、GMACも消費者に対するローンの審査基準を引き下げて販売の拡大を狙っています。 この日の株式市場は、政府がGMACへの資本注入を決めたことで、アメリカ経済への安心感が広がり、前の日の終値より184ドル46セント高で取り引きを終えています。(31日08:58)