トヨタ自動車は、去年1年間のグループ全体での世界販売台数が897万台にとどまったと発表しました。ただ、アメリカのGMを抜いて世界でトップになる見通しです。 トヨタ自動車によりますと、ダイハツと日野自動車を含めたグループ全体での2008年の世界販売台数は、速報ベースで前の年より4%少ない897万2000台にとどまりました。 去年秋の金融危機の影響で深刻な販売不振に陥っており、2001年に世界販売台数を公表して以来、前年の水準を下回るのは初めてのことです。 ただ、2007年まで世界トップだったアメリカのGMが去年の販売台数の見通しを815万台としていることから、トヨタがGMから販売台数で世界一の座を奪うのは確実な情勢です。 トップが交代するのは、1931年にGMがフォードを抜いてトップに躍り出て以来、実に77年ぶりとなります。(20日15:11)