三洋電機の子会社化を進めているパナソニックは、三洋電機の大株主である金融機関3社と、1株=131円で株を買い取ることで合意しました。 三洋電機の子会社化をめぐっては、当初、パナソニックが、三洋電機の大株主である三井住友銀行やゴールドマン・サックスなど金融機関3社に対し、1株=120円で三洋株を買い取ると提示しました。 しかし、ゴールドマン・サックスが「価格が低すぎる」として株の売却を拒否したことから、価格の引き上げる方向で交渉を続けた結果、1株=131円で合意しました。買収額は大株主3社の分だけで、およそ5600億円にのぼります。 パナソニックは三洋電機をグループに取り込むことで、三洋が得意とするリチウムイオン電池や太陽電池事業をさらに強化し、売上の拡大を目指します。(18日11:09)