パキスタンの首都、イスラマバードのモスクでイスラム神学生らが立てこもっていた事件で、さきほど、治安部隊がモスクに突入しました。
ロイター通信などによりますと、パキスタンの治安部隊は現地未明、日本時間10日午前8時すぎ、モスクに突入した模様です。治安部隊が神学生らを排除していると見られます。
現地のテレビは、モスク周辺から煙が出ている様子などを流していて、詳しい状況は分かりませんが、爆発音や銃声が聞こえているということです。また、人質になっていたと見られる子供およそ20人が逃げたとの情報もあります。
このモスクには、今月3日から武装した神学生ら200人以上が立てこもり、治安部隊とにらみ合いを続けていましたが、ムシャラフ大統領は8日、突入を許可していました。
9日には宗教指導者らがモスクの指導者と交渉にあたりましたが、不調に終わっていました。(10日09:33)