存続が危ぶまれていた北海道・夕張の観光施設をめぐって、夕張市が売却や委託先を公募したのに対し、北海道の加森観光や京都の不動産会社、ジェイ・エス・ビーが31日、相次いで名乗りを上げました。
札幌に本社がある加森観光の担当者は31日午後、観光施設の運営について夕張市に書類を提出しました。
加森観光は夕張市が所有する29の観光施設のうち、「石炭の歴史村」や「マウントレースイスキー場」のほか、「ホテルシューパロ」など市内の観光施設の大半の運営を一括して受託する方針です。
また、パートやアルバイトを含め現在の従業員を優先的に雇用するということです。
「一つだけ良くて、他がスラム化したら、観光資源としての価値が落ちてしまうんですよ」(加森観光加森公人社長)
また、京都の不動産会社、ジェイ・エス・ビーも夕張の観光施設の買収に名乗りを上げました。ジェイ・エス・ビーは29施設のうち17施設の買い取りを目指しているということです。
夕張市によりますと、応募締め切りの1月31日までに、北海道内外の合わせて16の企業や団体が書類を提出しました。(01日03:05)