北朝鮮の首都・平壌(ピョンヤン)で4日、10万人規模の政治集会が開かれ、「核抑止力の保有で、民族の誇らしい成果を収めた」などとする報告が行われました。
朝鮮中央通信によりますと、4日、首都ピョンヤンの金日成広場では、「ピョンヤン市大衆大会」と呼ばれる政治集会が開かれ、市民や朝鮮労働党の幹部などおよそ10万人が参加しました。
ピョンヤン市長にあたる、パン・チョルガプピョンヤン市人民委員会委員長は、「昨年、われわれは核抑止力を持つことにより、だれも侵すことが出来ない不敗の強国の地位に上った。民族の知恵と優秀性を轟(とどろ)かせる誇らしい成果を収めた」などと報告し、軍事を最優先とする政策を引き続き進めるべきだと訴えました。
この集会は、国内の主要新聞が新年の社説で提示された今年の目標を市民に浸透させる目的で行われたということです。(05日02:18)