大阪で女性用の下着を他人の家に捨てたとして逮捕・起訴された男が、14年前に大阪のホテルで女性を殺害していた疑いが強まり、大阪府警は強盗殺人の容疑で逮捕状をとりました。25日午後、再逮捕する方針です。
大阪府茨木市の会社員、押谷和夫被告(48)は、近所の住宅の庭の木や自転車に自分が履いた女の子用のパンツをくくりつけたなどとして、逮捕・起訴されました。
その後の調べで、1994年に大阪市北区のホテルで、デート嬢をしていた女性会社員が殺害された事件の現場に残された体液のDNAと、押谷被告が捨てた下着に付着していたDNAが一致することが判明。また、防犯カメラに映った男の映像が、押谷被告に非常によく似ていることもわかりました。
押谷被告が94年当時に住んでいた家の周辺では、この事件の直後から、押谷被告の異常な行動が目立っていたといいます。
「近所の庭に下着をくくりつけたり、排せつ物を散らかしたり、そういうことになるちょっと前に奥さんが先に亡くなられたんです」(1994年当時の押谷被告の近所の人)
調べに対し押谷被告は、妻が死んでからストレスを発散する場がなくなったと話しているということで、警察は25日午後、押谷被告を強盗殺人容疑で再逮捕し、さらに詳しく調べる方針です。(25日11:36)