岡山市の中学校の修学旅行をめぐり、旅行代理店が価格カルテルを結んでいた疑いがあるとして、公正取引委員会は、近畿日本ツーリストなど旅行代理店5社に対し、立ち入り検査を行っています。 独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査を受けているのは、近畿日本ツーリストや日本旅行などの旅行代理店5社の岡山支社です。 関係者によりますと、5社は2007年から岡山市の公立中学校が発注する修学旅行をめぐり、代金の値崩れを防ぐため、価格を話し合うカルテルを結んでいた疑いがあるということです。 近畿日本ツーリストは、「事実を確認中で、コメントはできないが、検査には協力する」としています。岡山市の公立中学校は27校で、修学旅行の代金は1人あたり5万円から6万円だということです。(11日13:54)