週明け4日のニューヨーク原油先物市場は需給ひっ迫感の後退から急落し、一時1バレル=120ドル台を割り込み、およそ3か月ぶりの安値水準となりました。
ニューヨークマーカンタイル取引所の原油先物市場は4日、商いの中心となる9月物で一時1バレル=119ドル50セントまで急落し、5月上旬以来、およそ3か月ぶりに120ドル台を割り込みました。
懸念されていたメキシコ湾の熱帯低気圧による石油関連施設への影響が最小限にとどまるとの見方などから、売りが集まりました。
また、その後買い戻されたものの、終値も前週末に比べて3ドル69セント安い1バレル=121ドル41セントと、およそ3か月ぶりの安値水準となりました。
原油先物市場は、先月11日に取引中の史上最高値となる1バレル=147ドル27セントをつけたあと、1か月足らずで27ドル以上の下落を記録したことになり、市場関係者は「適正価格は誰もわからない状態」だと話しています。(05日07:25)
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